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コンビニ時給指数で見る収入の地域間格差

アルバイト実勢時給の地域間格差について、購買力平価のビックマック指数みたいな感じで、セブン指数などと名付けて同一労働・同一サービスのアルバイト時給の都市間格差を出してみたいと、何年も前から思っていました。
結局思いたってから数年が経ってしまいましたが、今回やっと作ってみることにしました。

サンプルの取り方など詳しいことは省きますが、web上の情報をもとに作成しました。
ただ、今は最低賃金にほぼ張り付いていてあまり意味がなかったというちょっと残念な結果になってしましました。
これでは最低賃金で比較できてしまいますね。

それでも最低賃金は都道府県単位なので、同一都道府県内の都市間比較ならまだ使えるかなとも思います。

例えば愛媛県内だったら、アルバイトを確保しやすい県都・松山市と、雇用環境が良く学生が少ない東予の都市では違いはあるのだろうかといった感じですね。

調査の結果

コンビニ時給指数

コンビニアルバイト時給の地域間格差を指数にしたものです。

順位はほぼ最低賃金の順位通りになったのですが、仙台が思っていたより低めでしたね。
高松は駅近くよりも、高速道路の高架が通っている辺りのエリアの方が時給は高かったですね。若者が通いづらいからでしょうか。
松山は相変わらず低めですね。

時給の地域間格差について

ライフプランに関係してくることですが、アルバイトのまま年数を重ねるとずっとお金が貯まらない状態が続いてしまいます。
特に地方は残酷で、同じコンビニアルバイトでも東京都心部の高校生300円程の時給差がついたまま働くことになります。(もちろん応対客数や求められる仕事の質は異なるでしょう。)

また、東京の時給は残業時給なども考慮すると結構高くなっていますから、地方でボーナスも有休もまともに無いような地元企業の正社員をするよりも、東京で大企業のアルバイトをしていた方が稼げて社会保障も享受できるというケースもあります。
しっかりしたところは、プチボーナスや有休もありますからね。

地方で働きながら満足に生きるためには

私も東京で働いていた人間ですから、松山のような地方都市の労働環境の脆弱さには参った経験があります。
昔、ある社会的地位の高い社長さんから聞いた内容ですが、
「地方で大企業の正社員になれなかったら、中小に雇われるくらいなら独立して自分で事業をした方がずっといい」
という意見もあるくらいです。
私も現実にそうなっていますしね。

時給アルバイトで生計を立てるのはかなり辛いですから、自分や家族の生活を守るために将来どうしていきたいのか、このことを常に考えながら、時にはもがきながら、日常を過ごしていく必要があるかもしれません。

私は20代の頃は、平日仕事が終わってから寝るまでの間に4時間、土日で各10時間ずつ、週あたり40時間ほどの勉強時間を作っていた時期がありましたが、皆さまはいかがでしょうか?
私は上司から怒られました。「勉強時間が少ない!」と。

今回は以上ですが、ライフプランを考えていくうえで手助けとなる無料ツールもありますから、機を見てコラムで紹介していきたいと思います。

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