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一人暮らし世帯の家計の特徴について【若年層版】

はじめに

今回は若年層における一人暮らし世帯の家計の特徴について述べたいと思います。
ここでいう若年層とは、大学卒入社の新卒から、社会人3年目くらいまでの方と定義いたします。
では、この世代の家計の特徴について、①収入・②支出・③資産・④負債の4面からみていきます。

①収入について

収入は少なめです。都市部の成長産業や医・理科学系に就職した場合は高い傾向にあります。
地方では大卒でも額面年収200万円台前半は珍しくありません。
将来的にも親世代の現役時の収入に届かないという声をよく聞きます。
また、収入は、個人の学歴や能力ではどうにもならない部分、(例えば所属する組織規模や業績・分配率)も大きく影響してきますから、地方の小規模零細企業に新卒で入ることのリスクをあらかじめ知っておくべきでしょう。

②支出について

支出の大半は自分のための支出となる傾向が強いです。
支出を管理できている人はできていますが、使ってしまう人は交際費や好きなことにお金がある限り使ってしまう傾向にあります。
後者の人がクレジットカードを持っていると、一見して金払いがよく上手に生活しているように見えますが、実際の家計状況は非常に悪いです。

③資産について

堅実で収入がそこそこある人は年間で100万円程の貯蓄を行えていますが、年収200万~300万円程の一人暮らし世帯は年間貯蓄0~10万円もしくはマイナスです。
これは私の主観ですが、一般的な家計は月々の収入で毎月の支出額を調整する傾向があります。
つまり、月々の収支はトントンか少しのプラスで、賞与の際に家具・家電などの大きな出費に充て、残額を貯蓄に回す傾向にあります。
ですから、半年ごとに支給される賞与が1ヶ月分の場合は全く貯蓄ができず、3ヶ月分もらえる人は1~2ヶ月分を貯蓄に回すようです。
これが年に2回発生するわけですから、年間で数十万円の差となり、3年間で200万円程の差となって現れてくるのです。
当たり前のことではあるのですが、就職の際には月収ではなく年収を確認しなければいけません。もっと言えば昇給カーブもありますね。加えて社風や労働環境もみるわけですが、入社前から数字以外の部分を正確に把握することは難しいですね。
就職活動を何となく始めた人は、これらの大事な点を何となく分かってはいても、易きに流されてしまう傾向がありますので注意が必要です。

④負債について

奨学金を抱えている若年層は確実に増えています。
学生時代に毎月5万円借りていた人は卒業時に240万円、毎月10万円だった人は480万円となります。
また、クレジットカードの普及とポイント優遇制度により、リボ残高を抱えている場合が珍しくありません。
年収200万円台の一人暮らし層で、通販を頻繁に利用する人はほぼ確実にリボ残高を抱えています。

傾向のまとめ

  収入:少  (額面年収200万~400万円)
  支出:少~中(年間150万~400万円)
  資産:少  (20万~300万円)
  負債:無~中(0 ~500万円)

若年層で年間貯蓄100万円程できている方は順調だと感じます。
3年で300万円貯められて、車など大きな出費予定がなければ、その後の余剰財産は運用に回していくのがよいかと思います。
が、投資に資金を回すかどうかは個人の価値観に委ねられますので、元本を絶対に毀損したくないと考える人はリスクを取らなくてもよいと考えます。
巷で「資産運用をしない人は情弱だ」と強弁している方が、リスクの高い分野(本人は見抜けていない)に手を出して大損を被って、訴訟だなんだとブログで騒いでいるのをよく拝見しますが、投資とはつまるところそういうものなのです。
元本がいくらかでも毀損すると本業に集中できなくなるリスクがあるのは事実ですから、元本を絶対に毀損したくないと考える人はメンタルコントロールのことまで考えてのことだと思っています。
インフレが起きた場合は預貯金のみの家計はダメージを受けますが、現役で労働収入を得ているということ自体が強力なインフレ対策とも言えます。

一方の家計が危ない人。
『リボ残高があるのが普通になってしまっている人』は至急、家計を見直す必要があります。私たちのところへ相談にいらしてください。
もちろん有料ですが、飲み会に1度出かけるくらいのお金で、家計診断が受けられて将来につながる可能性があるのですから悪い話ではないと思います。

家計は個人差が大きく、webや書籍からモデルケースを探しても本当に自分にあったアドバイスが見つかるとは限りません。
FP資格を有する者が、あなたの状況を診て、あなたのための助言を行います。

体の疲れが出てきたときに整体師のところへ行くように、
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家計のことでFPのところへ来てもらえるよう、尽力いたします。

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