コロナ禍で勢いづくネット銀行 シェア・預金残高が増加
昨年、ネット証券(楽天)の口座開設がパンク状態の記事をupしましたが、
それに伴って証券口座に紐づいたネット銀行の口座残高も増加し続けたようです。
楽天銀行
『楽天銀行、預金残高5兆円突破』ITmedia ビジネスオンライン
『預金残高5兆円突破のお知らせ』楽天銀行2021年1月4日
住信SBIネット銀行
『住信SBI銀、預金残高6兆円突破』ITmedia ビジネスオンライン
『預金総残高6兆円突破のお知らせ』住信SBIネット銀行株式会社2020年12月1日
ネット銀行のシェアが2009年から10倍
『メインバンクシェア、3メガ過去最低更新、ネット銀行は0.13%に拡大』ITmedia ビジネスオンライン
若者世代に限ればシェアはもっと高い
『新卒の5人に1人がネット銀行利用 開設理由は?』ITmedia ビジネスオンライン
今は預金額が少なくてもいずれ預けてくれるようになる
私も学生時代からネット銀行の口座を開設しておりまして、ジャパンネット銀行、イーバンク銀行(その後、楽天銀行)を持っていました。
20代は貧乏な時期でしたから、口座残高はほとんどの時期がゼロで、閉じるのも面倒で放っていましたが、金融資産を分散できるくらいになってくると、自然と目的別に利用するようになりました。
特に起業したのが大きかったですね。
今では住信SBIネット銀行もGMOあおぞらネット銀行も利用して使い分けています。
ネット銀行のシェアがまだ0.1%程度だったことに驚く
私は通帳なんて都市銀行を利用していても2000年初頭の時点で所持すらしていなかったのが、その後地方に戻ってきてからは地銀で通帳が必須で、通帳の扱いに戸惑ったのをよく覚えています。
ATMもコンビニの無料引き出しで間に合いますし、振込も無料枠で十分です(ネット銀と都市銀を併用)。
一方で地銀のATMを探して赴くのが大変で、振込手数料も高く、利用目的は地元公共サービスの引落しと地元企業からの入金・振込用口座としてしか使い道が思いつかずメインにするのが厳しい状況です。
住宅ローンや事業ローンを組むなど、お金を借りるときにはお取引があった方が良いのかなと感じるときはありますが、それ以外の利用は今のところあまり思い浮かばないんですよね。
昔、私の大先輩は
「地方銀行を怒らすとこの地域では生きていけないからな」
と事あるごとに忠告をしてくれていました。
地域に根差した歴史ある地方銀行にも雇用や融資の面で大切な役割を担っていただいていますから、苦しい社会情勢ではありますが頑張っていただきたいですね。
(以前、地銀の部長や室長クラスの方々からお名刺をいただいた時、保有資格に金融系のものが全然無くて、中には『野菜ソムリエ』が一番上にあるのを見たとき、「大丈夫かな?」ヤバいやろと感じはしましたが。)
あと、結婚で苗字が変わったときでもネット銀は店舗に行かずに済み、有休をとる必要が無くて『本当に』助かりました。
日常の利便性の面ではネット銀行が優れているので、まだシェアが0.1%程度であることに驚きました。
銀行の利用の仕方に限らず、これからも世の中はどんどん変化していくでしょうから、変化に柔軟に対応して先行き不透明な世の中をうまく渡っていきたいものです。
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